礼文島の自然を次世代に引き継ぐために
貴重な礼文島の自然
礼文島は北海道の北端に位置し、レブンアツモリソウやレブンウスユキソウをはじめとした固有の植物が生育するほか、丘陵状の地形に約300種もの高山植物が生育することから、花の浮島とも呼ばれています。長い年月の中で、独特の地形や寒冷な気候によって育まれた自然は、日本最北の利尻礼文サロベツ国立公園にも指定され、島を訪れるたくさんの方を魅了しています。
美しい自然、景観と出会う礼文島トレイル
礼文島トレイルは、礼文島内にある全コース、全長約50kmにおよぶ自然歩道です。それらの多くは高山植物群落や島の美しい景観を鑑賞できる施設として島を訪れたほとんどの方が利用しています。自然歩道は、軽装でもトレッキングができる区間や、山岳地と同様の難所がある区間、また、漁港や住宅地を通る区間など、コースや区間によってその特徴が異なり、利用する方や、管理する主体も多様なのが特徴です。
自然を守り、持続的に利用する歩道の管理を目指して
礼文島の自然を守り、これからもたくさんの方に楽しんでいただくためには、関係者が協力して自然歩道を管理していくことが欠かせません。そのため、礼文島では、環境省、林野庁、北海道、礼文町といった行政機関や、地元の宿泊施設、ガイド、NPOといった地域の団体が連携し、歩道を利用する方に必要な情報を提供したり、現地の歩道を協力して維持管理するなど、協働管理に向けた取り組みを進めています。
礼文島の自然を次世代に引き継ぐために
礼文島の美しい自然は私たちの宝です。この自然を次世代に引き継ぐためには、自然歩道を利用する皆さんからの協力も必要です。そのために、皆さんにお願いしたい利用のルールなども呼びかけています。皆さんのお友達や、お子様、お孫さんがいつか礼文島を訪れた時に、今と変わらない自然でお迎えができるよう私たちも努めて参ります。皆さんもどうぞご協力をお願いします。
礼文島いきものつながりプロジェクト推進協議会 自然歩道分科会 一同