コースの難易度
- 香深井-宇遠内[往復] ★★★
- 浜中-香深井[片道] ★★★★★
コースの概要
礼文島北部の浜中を出発し、宇遠内を経由して香深井へと至る礼文島西海岸を南北に縦断する全長約16.5kmのコースです。草原やササ原、トドマツ林、ダケカンバ林、ハイマツ帯、海食崖直下の海岸線などを歩くコースとなっており、非常に変化に富んでいます。
浜中から西上泊分岐(岬めぐりコースとの分岐点)まで、香深井除雪センターから香深井までの区間は舗装されていますが、それ以外の区間は未舗装です。また、標高はさほど高くありませんが、コースの延長が長く、区間によっては高低差が大きい箇所があります。さらに、海食崖直下の海岸線を通行する区間もあり、利用にあたっては本格的な装備を必要とする、礼文島トレイルの中で最も難易度の高いコースです。
コースの起点となる浜中、終点となる香深井には、フェリーターミナルのある香深との間を結ぶ路線バスが運行しています。
利用にあたっての注意事項
- 歩行距離が長く、利尻山登山と同様の体力と装備が必要です。また、アナマから宇遠内までの海岸沿いは、高波や強風により通行できないこともあります。自分の体力と技術に合った安全な計画を立て、悪天候が予想される場合は入山を控えるなど、自らの責任で行動してください。
- 西上泊から宇遠内まではルートがわかりにくく道迷いの危険があります。北から南に向かってご通行ください。
- 西上泊から礼文林道香深井口までの区間は、迂回ルートがないことに加えて限られた場所を除いて携帯電話が通じません。単独での行動は危険なため、複数で行動するようにしてください。
- 宇遠内から元地までの海岸線は、落石・転落の危険があるため、通行を禁止しています。